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能面という顔を通して、人間を探求する。

能面師/脚本家/顔研究者
LILICO ASO

麻生りり子

はじめまして、麻生りり子です。
わたしは、能面師、脚本家、顔研究者という3つの顔をもち、
時には、妻の顔、母の顔、娘の顔をして過ごしている時もあります。

顔っていったい何なのでしょう?
職業? 立場? それとも、肩書でしょうか?

能面師の顔、母の顔――そうした「顔たち」を全部取ってしまったら、
その下に「わたしの顔」はあるのでしょうか?

この写真は、わたしです。
お会いしたことのない方も、「顔」を見たことで、わたしのことを認識し、
あなたの中に「わたし」という人間が像を結んだのではないでしょうか。
顔は、まさにわたしという人間の看板や表札といった「顔」の役割をするわけです。

では、能面とはなんでしょう。
日本の伝統文化を代表する顔であり、
能役者の顔として、役ごとに七変化します。

顔は、本当に摩訶不思議な存在です。
あなたも、毎日当たり前のように「顔」をつけて生活しています。
今、あなたは、どんな「顔」をしているのでしょうか?

顔を考えることは、
自分が何者なのか、どう生きるのかを問い直すことでもあります。

わたしは、「能面という顔」を通して、「顔とは何か」、
そして「人間とは何か」という問いに取り組んでいます。


あなたもわたしと一緒に「顔」を探求する旅にでてみませんか?

プロフィール

1974年 愛知県生まれ。
​1997年 東京女子大学卒業。


◆能面師として

2018年 能面師・中村光江に師事し、面打ちを始める。
2021年 島熊山能面公募に入選。以降、文化庁主催公演はじめ様々な能舞台で使用される。


2022年『中村光江と 四人の弟子展』にて現代的な創作面や能面を用いたコンテンポラリーアートを展開。

伝統と現代を組み合わせた試みをニューヨーク・タイムズやCNNに紹介される。
 

◆脚本家として
2009年より 脚本家として活動しており、ミュージカル・ドラマ・舞台・イベントなどのシナリオを手がける。
2012年 第4回科学ドラマ大賞にて大賞を受賞し、アンドロイドをテーマにした受賞作『ママはロボット』はドラマ化される。

 

◆顔研究者として
2021年より、日本顔学会 に所属し、大学との共同研究、学会発表など、学術分野でも積極的に活動している。そのほか、顔学会ニューズレターWebサイト内の動画コンテンツで、インタビュアーを務める。



現在は、能面制作、現代アート作品の創作、学術研究、執筆活動に加え、ワークショップや講演活動にも取り組んでおり、表現の可能性を広げている。

​主な活動・実績

​​​

【能面・アート活動】

■ 受賞歴

  • 2021 第15回島熊山能面コンクール入選

■ 展示歴

  • 2024 南画院展出展(東京都美術館・東京)

  • 2024 岡崎高校出身音楽家の会 第二回演奏会・併催美術展『絵と音が出逢うとき』出展(ギャラリー葵丘・愛知)

  • 2024 第23回白川会能面展出展(嶋臺・京都)

  • 2023 第22回白川会能面展出展(嶋臺・京都)

  • 2023 第4回中村光江一門能面展(東京芸術劇場・東京)

  • 2023 シンクロアート出展(銀座シックス・東京)

  • 2022 第21回白川会能面展出展(嶋臺・京都)

  • 2022 中村光江と四人の弟子展(田中八重洲画廊・東京)

  • 2022 大槻能楽堂学生鑑賞能『葵上』「泥眼」使用

  • 2021 第20回白川会能面展出展(嶋臺・京都)

  • 2021 文化庁主催巡回公演『紅葉狩』「逆髪」使用

  • 2021 第15回島熊山能面祭入選

  • 2020 第19回白川会能面展出展(嶋臺・京都)

  • 2019 第18回白川会能面展出展(嶋臺・京都)

■演能

  • ​​2024 梅若会定式能『船弁慶』「三日月」使用

  • 2024 福岡大堀能楽堂 鷹の会『楊貴妃』「小面」使用

  • 2024 広島学生鑑賞能『土蜘蛛』「小面」使用

  • 2023 梅若会九月定式能『竹生島』「黒髭」、『松風』「相生増」使用

  • 2023 第6回阿佐ヶ谷薪能『羽衣』「相生増」使用

  • 2022 大槻能楽堂学生鑑賞能『葵上』「泥眼」使用

  • 2021 文化庁主催巡回公演『紅葉狩』「逆髪」使用

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【脚本・執筆活動】

■ 受賞歴​

  • 2012 第4回科学ドラマ大賞・大賞受賞(独立行政法人科学技術振興機構)

​■脚本・作詞

  • 2023 ラジオドラマ『鶴の恩返し』脚本(FMラジオ『杏奈カフェ』)

  • 2021 『アイバンクショー』脚本(劇団BDP)

  • 2019 七夕スカイランタン祭り『天の川に願いを』脚本(劇団BDP)

  • 2017 『Grow me up!―ミーとぼくたちは特別な三人―』脚本(劇団BDP)

  • 2017 市民エンパワーメント研修『死神より愛をこめて』脚本(川崎市教育委員会・川崎市岡上分館)

  • 2014 『未来スタジオ―夢を叶えるテクノロジー―』脚本(未来科学館、独立行政法人科学技術振興機構)

  • 2013 第4回科学ドラマ大賞受賞作『ママはロボット』脚本(BSフジ)

  • 2012 第4回科学ドラマ大賞・大賞受賞(独立行政法人科学技術振興機構)

  • 2011~ ミュージカル『しあわせの青い鳥』脚本(児童劇団「大きな夢」)
     ※全国各地の子どもミュージカル団体による支部公演・本公演で、現在も上演されている。

■出版

  • 2018 『彩の国の怖い話』出版(TOブックス)

  • 2010 エッセイ『ガンだって。―ひまわり母さんバンザイ!―』出版(日本文学館)

  • その他、書籍の執筆協力・編集協力、記事執筆など、ライター業にも携わる。

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【研究・講演活動】

​■ 学術研究・発表

  • 2025 日本顔学会30周年記念シンポジウム『顔の未来デザイン』発表「未来の顔」

  • 2023 日本顔学会『フォーラム顔学会2023』研究発表「人はどのように能面を見て感じるのか?」

  • 2023 感性工学会『第25回感性工学会大会』研究発表「能面を鑑賞する際の視線移動と注視箇所の分析 」

  • 2023 第27回 情報処理学会『INTERACTION 2023』研究発表「能面の魅力を新たな形で提示するメディアアートの試み 」

  • 2022 兵庫県立大学 田中キャサリン准教授、論文協力「PANDEMIC PERFORMANCES: THE NEW NOH PLAY AMABIE AND AMABIE NOH MASKS」

​■ 講座・講演活動​

  • 2024~ 日本顔学会ニューズレター動画コンテンツにてインタビュアー活動開始

  • 2024 第32回美人画研究会「縄文顔・弥生顔の比較」研究発表

  • 2022 畑江麻里の浮世絵講座「おもしろ能面ミニ講座」ゲスト講師

  • 2022 都内大学リベラルアーツゼミ ゲスト講師

  • 2022 第2回美人画研究会・顔学会連携企画「思いを伝える表情・表現と美人画」ゲスト講師

  • 2021 都内大学人工知能ゼミ、リベラルアーツゼミ ゲスト講師

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【メディア出演・掲載】

■ メディア出演​

  • 2024 米国報道局CNNドキュメンタリー番組出演

  • 2024 『怪談のシーハナ聞かせてよ。第弐章4』DVD出演

  • 2023 『怪談のシーハナ聞かせてよ。第弐章2』DVD出演

  • 2023 FMラジオ『杏奈カフェ♪♪』出演

  • 2021 ラジオ日本『SWEET!!』出演

  • 2021 『西室真希の旅するクローゼット』出演

  • 2021 竹書房ホラーチャンネル『怪読録vol.63』『怪読録vol.65』出演

  • 2019 エンタメ~テレ『怪談のシーハナ聞かせてよ。第弐章』出演

​■メディア掲載歴

  • 2025 アート誌『République des Arts』掲載

  • 2023 NYタイムズ 掲載『The Female Artisans Honoring,and Reinventing,Japanese Noh Masks』

  • 2017 朝日新聞、神奈川新聞に舞台記事掲載(岡上エンパワーメント研修)

  • 2015 神奈川新聞『かながわ人@川崎』掲載

  • 2015 神奈川新聞 脚本家・エッセイスト紹介記事掲載

  • 2015 『マイタウン』2月号「麻生の人vol.44」掲載

  • 2014 東京新聞『未来スタジオ』ステージ記事掲載

  • 2013 『月刊シナリオ教室/6月号』科学ドラマ大賞受賞作紹介

 

お問い合わせ

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