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面ドロイド
MENdroid

身体を得た能面は、自己を複製し始める。 彼女が人間の身体を獲得した目的は、“存在の増殖”にあった。

能面の複製という技法を取り込みながら、自らの“写し”を生み出す装置となっていく。 身体は、能面を生み出す制作者から、「道具」へと化す。

“人間とは何か”“オリジナルとは何か”という問いが、鋭く突きつけられる。

身体を得た能面は、自己を複製し始める。 彼女が人間の身体を獲得した目的は、“存在の増殖”にあった。
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自己増殖
2019年ー
ミクストメディア
:木彫彩色(能面)、写真(身体:麻生りり子/撮影:中野達也)
Statement|作品コンセプト ― 自己増殖
「写し」とは、能面が能面をつくる行為。 身体を得て面ドロイドへと変容した能面は、自己を複製し始める。 彼女が人間の身体を獲得した目的は、“存在の増殖”にあった。 能面の複製――「写す」という伝統的な技法を手がかりに、 彼女は自身と同じ“面”を生み出す〈母細胞〉となり、 私の身体は、能面のDNAを写し取り、それを増殖させる装置へと変換される。 能面の制作における「写し」は、ただの模倣ではない。 それは、様式と歴史、能面が過ごした時間、そして霊性を受け継ぐ、“能面のDNA”の転写行為である。 本作ではその写しの力が、あたかも細胞分裂のような運動として立ち上がる。 私の身体は、能面を生み出す制作主体から、「道具」へと転化する。 主客が反転し、制作と被制作の関係はゆらぎ、 “人間とは何か”“オリジナルとは何か”という問いが、鋭く突きつけられる。


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