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能面師 麻生りり子
2020 木材・胡粉・顔彩
2020 木材・胡粉・顔彩
2020 木材・胡粉・顔彩
2020 木材・胡粉・顔彩・金泥・ラピスラズリ
2020 木材・胡粉・顔彩
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撮影:中野達也 | Photography: Tatsuya Nakano
似顔面アート|NIGAO-MEN
能面は、江戸時代以降、「型を忠実に写す」模作を中心に継承されてきた工芸的表現です。
一方、日本の似顔絵文化は、「その人らしさ」や「醸し出す雰囲気」を写し取ることに重きを置き、
むしろ写実性を意図的に喪失させることで、肖像画とは異なる独自の表現領域として成立してきました。
どちらも「顔を写す行為」に根ざしながら、
美術史や現代アートの文脈においては、それぞれが「工芸品」あるいは「娯楽サービス」として扱われ、
ファインアートとして評価されにくい周縁領域に位置づけられてきました。
私はこの二つの“非アート”を意図的に掛け合わせます。
「似顔面|NIGAO-MEN」は、“オリジナル不在性”と“社会的評価の周縁性”という二重の立ち位置から
生まれた顔たちです。
それは、「顔とは何か」「見るとは何か」という、存在論的・社会的・メディア論的な問いを投げかける、
コンセプチュアルアートシリーズです。
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